解体、そして問題発生。
7月29日
実家解体前日。
引越がまだ完了していなくて、
会社を午前中休んで片付けました。
外は大雨でした。
粗大ゴミとして出すタンスやら戸棚やらを家の前に並べて、
ゴミ収集車がくるのを待ちました。
引越が完了するまで丸1ヶ月かかりました。
僕の祖父の時代からなので、
60年以上住んでいた家です。
その歴史とも言える荷物の量はハンパではなく、
休みの日はほぼ毎日、
リサイクルショップに要らない物を売りに行きました。
実家の西隣は、
そのまた西隣に住む人が所有する空家で、
倉庫として使われています。
その2階部分を、物置きとして格安で使わせてもらえました。
新居が出来上がるまで借りる仮住まいは、
実家の前の月極駐車場をまたいだ50m先にあります。
家賃がすんごい安いんです。ボロいけど(笑)
その大家さんを知ってる近所のおばちゃんが、
上手に交渉してくれました。
そういった御近所さんの協力のおかげで、
1ヶ月かかったとはいえ、
格安かつスムーズに事を進める事ができました。
御近所さん、悪い人1人もいません。
みんな優しいんです。
ほんと、感謝しています。
ゴミ収集車が来ました。
聞き苦しい音をたてて、
収集車の中に押込まれていきます。
ガラスの割れる音、鉄パイプの曲がる音、タンスが潰される音。
心を鷲掴みにされたみたいです。
2時間かけて3人で運んだ家具や戸棚達は、
たった10分ほどで片付いてしまいました。
雨の中、母と2人で呆然とその様子を見ていました。
「すごいね」
母の目は潤んでいました。
7月30日
実家解体の日。
この日は母の67回目の誕生日でもありました。
ついに、
30数年間生まれ育った家が壊れてなくなってしまいます。
僕達はこの日、
山梨県にキャンプに行ってました。
帰ってきたのも夜遅くだったので
初日の様子がどうだったかは知りません。
次の日の朝、確認したら、
ブルーシートで囲まれて、屋根の一部がなくなっていました。
しばらく実家(仮住まいですが)でお世話になる事になっていたので、
朝、会社に行く前に、
解体の進み具合を確認する事ができました。
毎朝見る、実家の信じられない姿は、
眠い僕を覚醒させました。
実家の並びは昔、長家だったらしく、
立て直す時に自分の敷地部分だけを解体して建てて…ってな事をくり返して、
現在のように一戸建てが並んだのです。
が、東隣の家とは、
1階部分はくっついたままだったんです。
一見、別々の家なのですが、
よく見るとお互いの家は離れていなくて、
古い長家時代の壁を隔てていただけだったのです。
しかもその壁に、
お互いの家が柱を打ちつけていたのです。
東隣の家は、
20年前にボヤをやらかして、
その時に建て直したのですが、
予算をケチったんでしょうか。
リフォームと2階部分の増築だったのです。
今住んでいる人は、
20年前にボヤをやった人ではないんです。
建て直した後、前の住人はすぐ引っ越して行きました。
その後、今のお隣さんが越してきたのです。
つまり、
僕の実家が解体する事によって、
その古い長家の壁が露出してしまうんです。
そして、その壁の補修工事をしなければならないのですが、
当然、
「ウチは新しく建て直すから、後はよろしくやっといて」
という訳にはいきません(笑)
補修工事にかかる費用の、
1階部分はウチが、2階部分はお隣さんがもつ事になりました。
しか〜〜し!!
ここで問題発生ですわ。
解体が終わりかけた頃、
工務店の近社長から電話。
「隣の家、基礎が無いんです。」
「え?」
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