2006年9月 2日 (土)

解体、そして問題発生。

7月29日

実家解体前日。

引越がまだ完了していなくて、
会社を午前中休んで片付けました。
外は大雨でした。
粗大ゴミとして出すタンスやら戸棚やらを家の前に並べて、
ゴミ収集車がくるのを待ちました。

引越が完了するまで丸1ヶ月かかりました。
僕の祖父の時代からなので、
60年以上住んでいた家です。
その歴史とも言える荷物の量はハンパではなく、
休みの日はほぼ毎日、
リサイクルショップに要らない物を売りに行きました。
実家の西隣は、
そのまた西隣に住む人が所有する空家で、
倉庫として使われています。
その2階部分を、物置きとして格安で使わせてもらえました。
新居が出来上がるまで借りる仮住まいは、
実家の前の月極駐車場をまたいだ50m先にあります。
家賃がすんごい安いんです。ボロいけど(笑)
その大家さんを知ってる近所のおばちゃんが、
上手に交渉してくれました。
そういった御近所さんの協力のおかげで、
1ヶ月かかったとはいえ、
格安かつスムーズに事を進める事ができました。
御近所さん、悪い人1人もいません。
みんな優しいんです。
ほんと、感謝しています。

ゴミ収集車が来ました。
聞き苦しい音をたてて、
収集車の中に押込まれていきます。
ガラスの割れる音、鉄パイプの曲がる音、タンスが潰される音。
心を鷲掴みにされたみたいです。
2時間かけて3人で運んだ家具や戸棚達は、
たった10分ほどで片付いてしまいました。
雨の中、母と2人で呆然とその様子を見ていました。

「すごいね」

母の目は潤んでいました。



7月30日

実家解体の日。
この日は母の67回目の誕生日でもありました。
ついに、
30数年間生まれ育った家が壊れてなくなってしまいます。
僕達はこの日、
山梨県にキャンプに行ってました。
帰ってきたのも夜遅くだったので
初日の様子がどうだったかは知りません。
次の日の朝、確認したら、
ブルーシートで囲まれて、屋根の一部がなくなっていました。


しばらく実家(仮住まいですが)でお世話になる事になっていたので、
朝、会社に行く前に、
解体の進み具合を確認する事ができました。
毎朝見る、実家の信じられない姿は、
眠い僕を覚醒させました。


実家の並びは昔、長家だったらしく、
立て直す時に自分の敷地部分だけを解体して建てて…ってな事をくり返して、
現在のように一戸建てが並んだのです。
が、東隣の家とは、
1階部分はくっついたままだったんです。
一見、別々の家なのですが、
よく見るとお互いの家は離れていなくて、
古い長家時代の壁を隔てていただけだったのです。
しかもその壁に、
お互いの家が柱を打ちつけていたのです。
東隣の家は、
20年前にボヤをやらかして、
その時に建て直したのですが、
予算をケチったんでしょうか。
リフォームと2階部分の増築だったのです。
今住んでいる人は、
20年前にボヤをやった人ではないんです。
建て直した後、前の住人はすぐ引っ越して行きました。
その後、今のお隣さんが越してきたのです。

つまり、
僕の実家が解体する事によって、
その古い長家の壁が露出してしまうんです。
そして、その壁の補修工事をしなければならないのですが、
当然、
「ウチは新しく建て直すから、後はよろしくやっといて」
という訳にはいきません(笑)
補修工事にかかる費用の、
1階部分はウチが、2階部分はお隣さんがもつ事になりました。


しか〜〜し!!



ここで問題発生ですわ。



解体が終わりかけた頃、
工務店の近社長から電話。



「隣の家、基礎が無いんです。」




「え?」

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2006年7月23日 (日)

本契約

3ヶ月ぶりの更新です。
そりゃ色々ありましたよ。

「ゆっくり休んでください」
そんな安田さんの言葉に甘えまして。
すっかり体調を悪くしました(笑)
もう1つのブログでも書きましたよね。
蓄膿症みたいなのになってしまって。
しかも夫婦そろって。

そんな頃に、
安田さんは工務店3社に見積りを出してもらって、
その途中で1社がリタイヤ。
まぁ、縁がなかったんでしょう。
2社並行して家作りは進んで行きました。
仮にA社とB社とします。
安田さんから報告される進捗状況では、
A社と決まりそうな雰囲気でした。
しかし、B社から伺えるやる気も捨て難い。

そして、2社の見積りが出ました。
A社の方が高め。
ここで、決定的な問題が…
A社の見積りは、他に仕事を抱えていたのが原因で、
経験の浅い若い人が見積りを出して、
B社は、社長自らが見積りを出したんです。
安田さん曰く、
「建築は、ある程度勢いでやるもの」だそうで。
やはり、経験の浅い者は、
見積りの段階で守りに入ってしまうのだそうです。
通常3日かかる行程はキッチリ3日で見積もってしまうんです。
一方B社は、社長自らが見積もった結果、
3日かかる行程を、
「じゃぁ、がんばって2日でやろう」となり、
その分コストを削減できるという訳です。

どちらも予算を大幅にオーバーしていて、
B社は、社長がうまく調整してくれるから、
どんどん予算に近付いていくんです。
A社は、もともとの見積りが高いのに加えて、
見積もった方が社長ではないのがネックで、
予算には思うように近付いていきませんでした。

そして、安田さんから連絡がありました。
僕も嫁もA社に決まるだろうと思ってたし、
安田さんもたぶんそのつもりだったと思うんです。
しかし、安田さんの答えは、
「B社に決めましょう」でした。
B社に決めることで、
更なる値下げ交渉に挑むという訳です。

6月某日、
B社長と、安田さんと3人で、
親睦を深める為に食事へ。
名古屋駅に7時の約束。
…やっちゃいました。
招待していただいた所は、

名古屋マリオットアソシアホテル18Fの、
日本料理「華雲」

そこにTシャツ&ジーンズで行ってしまった(泣)
場違いすぎる。恥ずかしい。
後日B社長に謝りました。

その後も、値下げ交渉は進みました。
「もう限界」という所まできたものの、
まだ予算オーバー。
残念ですが、
12.5帖だったスタジオを、
10帖まで縮小する事にしました。
安田さんとB社長が努力してくれたのだから、
僕もその気持ちに答えないといけないもんね。
家作りは僕も含めて、
みんなでするのですから。
「金払うからエラい」とか、
そーゆー考え、大っ嫌いですから。

そして、6月21日…
ついに本契約に至りました。
今度はもちろんスーツで(笑)
その後、
「飯でもどうですか」とB社長。
そして3人で行ったのは…
庶民的な焼肉屋さん。

「今日はTシャツとジーンズでよかったのに」とB社長。

いやいや、
Tシャツとジーンズで、ん〜千万の契約書に実印は押せませんから(笑)

という訳で、
今は引っ越しの準備で大忙し。
土曜日はいよいよ実家の解体です。

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2006年4月15日 (土)

今回は長いですよ(笑)

3月21日
今回の打ち合わせは、キッチンがメイン。
主役は嫁。
僕は息子の相手。

嫁は、トーヨーキッチンみたいな、
シンプルモダンな感じのキッチンが好みで。
しかし、はっきり言って、
トーヨーキッチン高すぎです。
安田さんもそう言ってました。
という事で、今回の打ち合わせから、
キッチンのスペシャリスト、
ウィズの松井さんも参戦。
つまりですねぇ、
キッチンもオーダーで作ってしまえという事です。

色んなメーカーのカタログを参考に、
欲しい機能やテイスト等をピックアップ。
松井さんのアドバイスを頼りに、
徐々にイメージが固まってきました。
っていうか、
僕は息子の相手してましたけど(笑)
松井さんの手、
ガサガサでゴツゴツした職人の手でした。
信頼できる人です。
何よりもまず、
こんな僕の第六感はまず当たります。

で、その後、
オマケの僕のスタジオの打ち合わせ(笑)
図面を見て…



7.5畳っすか??



いやいやいやいや、
バンドは入れないっす。
天井が低くなってもいいなら、
もう少し広く場所が取れるらしい。
それはもう、
目一杯とってくださいな。
最低10畳はないとキツいもんね。
で、もう1つ問題が…
スタジオ内の換気をどうするかです。
そこからどうしても音が漏れてしまうんです。
何だか心配になってきましたよ。
夢の地下スタジオ、
本気で作ったら、莫大な予算を必要とします。
予算は、防音レベルに比例します。
そこで、安田さんから提案が…
僕達のバンドが放つ騒音のレベルを測って欲しいとの事。
つまり何db(デシベル)かって事。
インターネットで調べたら、
ロックバンドの音圧がだいたい110db〜130db。
そう書いてあっても、
自分達がどれぐらいかは分かりません。

僕は、防音についての知識を全く持ち合わせてない。
任せっきりでした。
で、自分で色々調べたんです。
その時、面白いサイトを見つけました。
いたんですよ。
地下にスタジオ作った人が。
横浜在住でパートはドラマー。
たぶんアメリカンハードロックな人。
ぶっ叩き系ですね。
このサイト
音響や防音についてすごく詳しく調べてるんです。
隅々まで拝見した後、
参考になればと、安田さんにも紹介しました。

っていうか、音圧を測定する機械、
何て言う名前かも分からない。
どこで借りればいいかも分からない。
インターネットで調べたら、
中部地区で「何でも貸します」のCMで有名な所にありましたよ。
「騒音測定器」というらしいです。
で、1日借りるのに…


6000円もするんすか?


そこでひらめきました。
困った時には友達に相談って事で、nobさんに電話。

「nobさんの会社にさぁ、騒音測定器ってある?」



「あるよ。」




秒殺です。
持ってるんじゃないかなぁ〜って思ったんです。
nobさんと、元no timeのみんなで、
3月末にスタジオに入って測定しました。
結果は、115db。
ネットで載ってた数字、さすがにいい線いってましたね。
早速、安田さんに報告しました。

その後の返事と一緒に、
安田さんからこんな提案が。
MAC研究所オリジナルの床暖房を取り入れるのを止めて、
その予算をスタジオとキッチンに使ったらどうかという事です。
もちろん賛成です。
キッチンやスタジオの為なら、
諦める事のひとつやふたつあっても仕方ない。
僕達の事を分かってくれてるから出してもらえた提案です。

次回の打ち合わせは4月8日。
その2日前に安田さんに電話しました。
これまでは、
スタジオの隣に談話室を設ける予定でしたが、
スタジオが狭くなってはいけないので、
談話室を単独で作るのは諦めて、
スタジオと談話室を1つにしようと決めたんです。
結局、ライブのDVD等を大きな音で観たりするのだから、
一緒でいいじゃないかという事です。
打ち合わせに行く前に、
その旨を伝えたかったのでした。

「どんな調子ですか?」





「本当は会ってから話そうと思ったのですが…」





安田さんは続けました。

「今まで、何とか予算内で地下スタジオを作ろうと進めてきましたが、
 予算内に収める事ばかりに気を取られて、
 実際出来上がったら、
 『やっぱり使い物になりませんでした』
 では、お金をドブに捨てるようなものです。
 スタジオに関しては、本気の物を作ります。
 以前紹介してもらったホームページの物と同じ構造のスタジオです。
 (壁が2重になっている浮き床構造)
 (スタジオ内の換気はサイレンサー付) 
 最初の予定では2.5m掘るだけで済んだのが、
 これで3.5m掘らなければならなくなりました。
 もちろん、普通に見積もったら予算はオーバーします。
 でも、ここからが勝負です。
 例えば、
 掘削機を持っている工務店ならば、レンタル代はかかりませんし、
 通常は、掘った土を捨てるのにお金がかかり、
 埋め戻す土を買うのにお金がかかるのですが、
 一旦掘った土を置いておける場所を持った工務店ならば、
 埋め戻すまで置いておく事ができ、
 土を捨てる費用と買う費用がかからないじゃないですか。」

こんなふうに、
節約できる所は節約しましょうという事です。

で、4月8日

キッチン、洗面台、食器棚は、カラーを黒で統一。
食器棚の扉は全面鏡。
キッチンと洗面台の天板は、
ジンバブエっていう御影石を使います。
その他いろいろ見せてもらったのですが、
どのパーツを見ても文句無しでカッコいい。
安田さんも、

「ヤバいですよ。2階めちゃめちゃカッコよくなりますよ。」

僕が地下スタジオという、
とんでもないわがままを実現させるのだから、
嫁にもおもいっきりやってもらいたい。
本当に欲しいものなら我慢しなくてもいい。
信頼できるスタッフと夢を実現するのだから。
だって、俺が稼げばいいだけの話でしょ?

で、次は地下スタジオ。



12.5畳。



文句無しです。
余裕で5人は入れるもんね。
隅っこにソファーやらテレビなんか置いて、
DVDなんか観ちゃったりして。
練習の合間に、ビール飲んでタバコ吸っちゃったり。
何だか楽しくなってきました。
まぁ、後は予算の問題ですけど…。
安田さんが上手にやってくれる事でしょう。
最後に言ってました。

「私は今まで180件ほどやってきましたが、
 1度も諦めた事はありません。
 安心して下さい。」

どうですか。
こーゆー人の事を「男」って言うんです。

打ち合わせが終わって、

「3週間ほどで正式な図面を完成させます。
 その後、工務店3社に見積もりを出してもらいます。
 で、どれか1社に決めて、
 最後にみんなでお願いしに行きましょう。
 こちらから連絡するまで、ゆっくりしていて下さい。」

一段落といった所ですか。
住宅ローンの書類でも完成させないとなぁ。

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2006年3月13日 (月)

史上最大の問題

3月11日
約束の時間より40分遅れて京都の事務所に到着。

「すみません。遅くなりました。」

何となく空気が重く感じられる。
安田さんは、遅れて来た事で怒るような人ではない。
みんなが椅子に座ったところで、
安田さんは切り出しました。

「今日は、今までで最大の山場というか、問題に差し掛かるのですが…」

「はい、何でしょうか?」

ノー天気な僕は答えました。
すると安田さんから信じられない言葉が。

「結論から申し上げますと、
 このままではスタジオ建設は無理です。」


「………(絶句)」

安田さんの見解はこうだ。

安田さんは、ずーっとスタジオから発せられる騒音が気になっていて、
スタジオ建設も手掛けている某メーカーの知り合いに、
過去の事例がないか相談したところ、
僕がこれから建てる家と、
全く同じ家を建てた事例が出てきたそうです。

木造3階建て。
地下に防音スタジオ。
1階に親の居住スペースの2世帯住宅。

で、この家がどうなったかというと、
1階で寝ていたおじいちゃんが、
騒音と振動でノイローゼになったそうです。
それはそれは、
「こんな家壊しちまえ」ってな勢いだったそうで。
基礎部分を深くとって、
その中に防音スタジオを造るという、
画期的な発想ではあったものの、
その騒音と振動が、
どうしても壁を伝ってしまうそうです。
どんなに分厚いコンクリートの壁を設けても、
ドラムとベースから発せられる騒音と振動は想像を超えていて、
その反対側で寝ている両親へと伝わりかねないという事です。
1つの解決策として、
まず、スタジオ部分の分厚いコンクリートの壁を造って、
その外に、発せられた振動(空気)を振動させるスペースを造り、
その外に更に基礎を設けないといけないそうです。
もちろん、そんな工事をすれば、
予算を大幅に越えてしまいます。
で、安田さんが提案してくれたのが、
2階を両親が住むスペースにできないかという事でした。
これまで綿密に打ち合わせをして来た1〜3階の間取りが、
1からやり直しになってしまった訳です。

言葉を失いました。
「大丈夫だったんじゃないの?」
そうとも思いました。
でも、
「造ってからでは遅すぎる」という、
安田さんの気持ちも分かりました。
僕は切り出しました。

「今更1〜3階を変更したくないんです。
 変更するのならば、地下スタジオを何とかしたいんです。」

話し合いの結果、
1つのアイデアが生まれました。
騒音と振動が基礎部分を伝ってしまうのが問題で、
かといってスタジオ部分を2層にするのは、
予算の面からいっても非現実的な訳です。
ならば、
スタジオと家を完全に離して造ったらどうかという訳です。
建ぺい率の関係で、
敷地の60%でしか家を建てれません。
ならば、手前に空いた40%のスペースの地下に、
スタジオを造ったらどうかと言う事です。
同じ敷地内ではあるものの、
単純に家の前に、
スタジオが埋まってるという事です。
そうすれば、
家全体が振動する事なく、
スタジオの周りの土で、
振動と騒音が緩和されるという訳です。

しかし、早い段階で気づいてよかったと思います。
安田さんは言いました。

「これで問題の80%は解消されました。」

残りの20%は、
どれだけ遅い時間に音を出すかという事で。
建設予定地(僕の実家)の周りが、
車の通りが激しいとか、
カラオケバーがあるのであれば、
何も問題はないんです。
しかしながら、その場所は、
戦争時に空襲の被害を受けていない、
昔ながらの密集した住宅街なんです。
音を出す時間は、
様子を見ながら考えないといけないかもね。
あと、安田さんが言ってたのは、
たとえ音楽に理解がある人でも、
「音よりもむしろ、下手さにムカつく」という、
これ、すんごく気持ちが分かるんですよね。
ドラマか何か忘れましたが、
昔「ピアノ殺人事件」というのがあったそうで。
ピアノの音は気にならないんだけど、
ある曲を弾いていて、
何度も同じ所で失敗して演奏が止まってしまう。
「あー、イライラする」という訳です。

幸い、僕も友達のバンドも、
ハードコアでもなければメタルでもない。
それなりに演奏レベルもある。
スタジオは、間取りよりもむしろ、
防音最優先になりました。当然ですよね。

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2006年3月 5日 (日)

工務店探し

「そろそろ工務店を探しましょう」

安田さんは言いました。
何だか進んでるなぁという実感と、
この日6時間にも及ぶ打ち合わせの疲れに少々ポワーンとしていました。
安田さんは続けました。

「どんな工務店を探してほしいか説明します」

それは、

1 職人が出入りしている様子が伺えて、あまりきれいではない

2 家族経営程度の規模

3 ISOを取得していない

まだあったかな?忘れちゃった(笑)
明らかに選ぶ条件が普通とは逆じゃないですか。
でもね、これ理由を聞くと納得ですよ。
簡単に言うと、

職人が出入りしていない工務店は、自分の所はお金をピンハネして、
外注する可能性がある。

規模が大きい会社は儲けに走る。小さい会社はまず実績が欲しい。

ISOを取得している会社はしっかりしてるから請求もしっかり来る。

という事で、
探しましたよ。工務店。
で、安田さんから言われてたのが、

「絶対中に入って話をしないでください」との事。

しかも、

「入り口の写真を撮って来てください」

これ、いいんですかねぇ?
もうやっちゃいましたけど(笑)

約束の期限は2週間。
まず、インターネットで検索…
…って、こんな工務店はホームページ持ってないでしょ?
でも、2社だけ見つかりました。
あとはねぇ、ローラー作戦ですよ。
国道から1本入った道を、ひたすら走って、
8件見つけて全部で10件。
携帯で撮った写真を添付して安田さんにメールしたら、

「次は、電話番号を調べてください。
 工事を任せていい所かどうか軽くジャブを打ちます」

いやいや、
僕には急所に入った右ストレートにしか聞こえません(笑)

その2週間後に、
安田さん初名古屋上陸。
工務店面談です。
会社もちろん休みました。

「今日回る工務店のリストです」

といって渡されたファイルに書かれていた工務店5社のうち、
3社は覚えのない所でした。
話を聞くと、
僕達が見つけた10社以外に、
安田さんサイドで見つけてくれた約40社、
合わせて50社の中から選ばれた厳選素材だそうで。
一つはドタキャンが入ってしまって、
4社を回る事になりました。

しかし、
いい人っているんですねぇ。
カネカネしてない、物作りが好きな人達。
1社につき1時間ぐらい話してたかなぁ。

(あっ、1社だけ最低な所がありました。
 何かにつけてカネカネで。
 5分で出てきましたよ。
 僕ぐらいの年の社長で、
 常に上から見下ろした感じで話すんです。
 安田さんが言ってました。
 「あいつは失敗した事がない
  これからどんどん儲かると思います
  でも、あのままじゃいつか失敗します
  僕達には、それに付き合ってる時間はないんです」って)

安田さんも、工務店の社長も、
建築の話になるとイキイキしてるんです。
姉歯元建築士達による一連の事件の話になると盛り上がって、

「あいつは病気だ、絶対許せない。」

と言ってました。
その後、ある工務店の社長が言いました。

「内装なんかは、何度でもやり直せるんです。
 だけどね、構造は1度きり。
 後からはやり直せないんです。
 そう言う気持ちで家は造らないといけないんです。」

長い1日が終わって名古屋駅まで送る途中、
安田さんは言いました。

「今日確信しました。必ず思い通りの家ができますよ。」

心地よい疲れを感じた日でした。

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あらすじ4(家相)

そんなこんなで、
安田さんが考えてくれた間取りを、
あーだこーだ言って変更してもらって、
7〜8ヶ月が過ぎる訳ですが…
(かなりはしょりました)
嫁がね、
家相に凝り出した訳ですよ。
鬼門の玄関、水回りはダメとか、
この位置に台所があると病気になるとかね。
そんな時に出会ったのが、
元住宅セールスの家相研究家、
小池康壽さんのサイトです。

家相のほとんどは迷信である。
家を建ててから家族に降り掛かる不幸は、
「間取りが悪いから」と片付けてしまう人もいるかもしれない。
「この方角にこれを作ると奥さんが病気がちになります」
こんな事を言われたら気分がいい訳がない。
しかし、生活の知恵が生かされてる物もある。
それには、納得のできる理由があり、
だからと言って、そうしなければならない訳ではない。
例えば、風呂作ってはいけない方角なんかは、
冬になると日が当たらなくて寒くなる方角であったりする。
脱衣所で服を脱いで、
風呂の中が寒ければ、
お年寄りの体にはかなりの負担です。
実際それでポックリいっちゃったりする。
だからダメって言われ続けてるのであって。
では、敷地が狭い等の理由で、
仕方なくその方角に作らなくてはいけない場合は、
風呂暖房をつければいいじゃないですか。
回避方法はいくらでもあるんです。
家相の中に隠された生活の知恵を読み取り、
ただの迷信はバッサリ切り捨てる。
家相はそもそも、
家族が健康に暮らす為の知恵なんだから。

という事ですよ。
もう家相なんてどうでも良くなっちゃいました。
一度、家相を見てくれる所に電話した事があるんです。
一気に嫌になりましたね。
電話のババァ感じ悪くって(大笑)

安田さんはね、
こんな事分かってましたよ。
小池康壽さんのサイトを見た後で、
打ち合わせがあったんです。
で、どうしても玄関の位置が気に入らなくて、
変更できないか相談したんです。
安田さんは、
変更はできるけど、そのせいで使いづらい家になる事を説明してくれて、
しかもその後に、小池康壽さんと同じ事を言ったんです。
この日、飛躍的に間取りが固まって、
安田さんは言いました。

「そろそろ工務店を探しましょう」

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2006年1月12日 (木)

あらすじ3

3月の初め、
(…だったと思う。この記事を書いてるのがもう2006年1月ですから)
Mac研究所」に初めて訪れました。
安田さんの指示通り、完成した「夢ノート」を持って。

スタジオの事以外は、
ほぼ全部嫁が書き込んだもので、
そこには、僕の実家の不満な点や、
今度建てる家はこうしたいっていうリクエストがびっしり。
不満な点に関しては、どの場所をとっても、
「暗い」「冬は寒い」「夏は暑い」と書いてある。
確かに当たってるけどさぁ…、俺の実家だよ?

そんな「夢ノート」を見て安田さんは、

「すごい。ここまで書いてあるのは初めてです。」

そこで、雑談を交えながら、
家族構成や、スタジオ建設等の意思確認をして、
間取りを考えてもらうのを依頼しました。
結局予算は、
RC地下1階、木造地上3階、外断熱蓄熱工法、
敷地が約25坪で、建ぺい率が60%なので、
延べ床面積は約60坪で…だいたい●●●●万(設計費含まず)という事に。
参考まで、例のハウスメーカーが出した金額が、
木造地上3階の2×4工法でほぼ同じだったんです。

その後、最初にして最大の問題が…
安田さんから、
どうしても予算をオーバーしてしまうとの事。
地下スタジオだけで、1000万かかるんだって。
しかも、地面を掘った時に水が出て来たら更にお金がかかるそうだ。
本で読んだ事があるけど、
地名に「水」とか「橋」とか、
水に関係ある文字がある所は、
掘削した時に地面から水が出る可能性が高いらしい。
幸い、4〜5年前の大規模な水害の時は、
実家は水没するどころか、
全く水に浸からなかったんです。
でも、わずか200m離れた所では、
ヒザまで浸かったんですよ。

「それでも作りたいんだ。」

家族を説得するが、

「どこにそんなお金があるの?」

嫁は現実的かつ冷静な訳で。

「じゃぁ、諦めろって事?」

開き直る僕に、

「誰もそんな事言ってないでしょ?
 最後まで話を聞きなよ。」

子供な僕に、嫁からの提案が。

「半地下にしたらどうなの?」

このアイデアがみごと的中。
半地下にすれば、何と、
地下スタジオのコストを半分に出来るそうだ。
すげぇよ、奥さん。
考えもしなかった。半地下だなんて。
最初からそうすればよかったんだ。

そして、安田さんが考えてくれる間取りを待つのでありました。

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2006年1月 3日 (火)

あらすじ2

買った本を読み終えて、

「この人なら何とかしてくれるだろう」

そう思いました。

その人の名は「Mac安田
「外断熱蓄熱工法」を得意とする京都在住の1級建築士さんです。
どの部屋も夏は涼しく、冬は暖かい。
24時間換気で、結露知らずのカビ知らず。
欧米ではポピュラーな工法で、耐久年数は100年。
決めてはこれでした。
だって、息子達が死ぬまで住めるじゃない?

「話聞いてくれるかなぁ」

そんな事を思いながら、早速電話してみました。

「突然の電話ですみません。本を読ませてもらって、
 興味が湧いたものですから。」

その電話の中で、
●実家を建て直して2世帯にしたい
●両親が高齢なので、室温が年中快適な家にしたい
●地下に防音スタジオを作りたい
●スタジオを作らないと、家を建て直す意味がない(これ重要)

こんな事を熱く語った後で、安田さんの答えは…

「自宅の地下にスタジオ。おもしろい。やりましょう。」

次に、一番不安だった防音の事を聞いてみた。

「今、別でハウスメーカーとも話を進めてるのですが、
 木造でバンドレベルの防音は可能ですか?」

「無理です。
 厚みのあるコンクリートの箱を作らないと、音は必ず漏れます。」

「そのハウスメーカーは、『作ってみないと分からない』
 みたいな事を言うんです。」

「ありえませんね。絶対無理ですよ。」

その後、安田さんはこう言いました。

「では、夢ノートを作ってください。
 今の家の不満な点と、
 予算は考えないで、今度建てる家はこうしたいって言うのを、
 各部屋ごとに箇条書きにしたノートを作ってください。」

1ヶ月後に会う約束をして、電話を切りました。
そして、早速嫁と「夢ノート」の制作にかかりました。

そんなこんなで、
例のハウスメーカーとの約束の日がきました。
かなり期待のできる後ろ盾を得た後なので、
もうこのハウスメーカーに食い下がる理由はありませんでした。
そして、持って来た図面は、
「いいですね」とは言い難く、
その人も、「もう限界です」との事。
防音の事を聞いても、
「たぶん大丈夫だと思いますよ」だって。

だ〜か〜ら〜(アンガールズ田中調で)
たぶんじゃぁダメなんだってぇ。

嫁の不満もついに爆発。
何を言ったか覚えてませんが、
「これをこっち」だの、「これをこう」だの言ってましたわ。
ついにそのハウスメーカーも、

「いっ…1ヶ月時間をください。図面作り直してきます。
 こちらから必ず連絡しますから(泣)」

もうどーでも良くなってきました。
最後に聞いてみました。

「この家、何年住めますか?」

すると、びっくりした表情で、

「何年でも住めますよ。20年でも、30年でも。」

今度会った時は断ろう。
そう思った僕の事を察したのか、
なんと、
未だに連絡が来ません(大笑)
なのに、DMは来るんです。
年賀状も来ましたよ。
どーなってるんですかねぇ、この会社。
さいなら〜ですわ。

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2005年12月21日 (水)

あらすじ 1

はじめに

自宅にバンドが練習できる防音スタジオが欲しい!
本当にできるかどうか不安でした。
この人に会うまでは…


2005年になってすぐの事でした。
僕は嫁に言いました。

「そろそろ実家を建て直して両親と一緒に住まないか?」

僕の実家の老朽化は恐ろしく進んでいました。
普段見えない所に作られた無数の穴からはネズミが行き交い、
家全体が傾いてしまっているせいで、
開ける事のできない扉まであるのでした。
間口が狭く奥に長い、いわゆる「ウナギの寝床」状の敷地で、
両隣に密接しているせいで、1年中日当たりは悪く、
昼でも電気を点けないと暗い室内。
そして、夏は暑く、冬は寒い。
快適とは言い難い家なんです。

早速、某ハウスメーカーへ。
僕は簡潔に意志を伝えました。

「予算3000万で、地下に防音のスタジオがある家を建てたいんです」

担当の答えはこうでした。

「ウチの社長も音楽をやってるんですよ。
ウチの会社は練習スタジオを作った実績があります。
2週間ください。図面をお宅までお持ち致します。
あと、地下はやめた方がいいですよ。
湿気の問題とか避けられないですから。」

どうやら、地下にスタジオを作るのは非現実的のようだ。
スタジオは1階に作るという事で話は落ち着きました。

他に、
●1階は両親の居住スペース、2〜3階は僕達の家族。
●スタジオと住居の出入り口は別々にする。
こんなリクエストをしました。

2週間後、担当が持って来た図面を見て驚きました。

…スタジオが2階にある。…しかも4帖半(笑)

僕は半分放心状態で訪ねました。

「何でスタジオが2階にあるんですか?」

「1階にスタジオを作ると、ご両親の居住スペースが狭くなるんです。」

んなこた分かっとるわい。
あんたが1階にって言ったんじゃないの?
それに4帖半って何?
どうやったってバンドは入んないっしょ?

結局スタジオは1階に6帖の広さでという事になり、
2週間後改めて図面を持ってくる事に。

そして2週間後。
図面を見て驚愕。

1階に住居用と、スタジオ用の出入り口があるけど、
スタジオへは、
一度2階まで上がって、奥まで行って階段を下りる構造になってるではないか。
素人が見ても無駄が多すぎる。
当然やり直しです。

この頃、家相に興味が湧いてきて、
嫁と本屋に行ったんです。
そこで、たまたま見つけたのがこの本でした。

少し立ち読みしてみたら、
何だか面白い事が書いてある。
結局買って、家で読み終えた時に、
この人に頼んでみよう」
そう思いました。

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